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青の儀式

神秘と霊性に包まれた青の世界

巨大隕石の衝突により出現したメキシコのセノーテ、呪術者たちによるいけにえの儀式、発掘された6000年前の最古の藍染から解く神霊の世界、台湾原住民に施された顔の刺青、インディアン達によるゴーストダンスと青く染め抜かれたシャツ、南洋で見つかった土器、海の青い稲妻──。太古から信仰され、神聖な色とみなされていた「青」。 青は人を揺り動かす大きな力を備え、時には儀式で血が流された。マヤブルーを体に塗られて雨神に捧げられたいけにえや、護守として顔に刺青を施す台湾原住民など、神聖なる青を身体に取り入れる人々も存在する。なぜ人は青を欲すのか。そんな神秘と霊性にみちた「青」と「人類」の関わり合いを、 画家でもある著者が時代を超えて巡ってゆく。著者の瑞々しく壮麗な版画絵・タイル画も随所に挿入。文字、装丁、見返しも全て青に。

白須純(しらす・じゅん)
価格
¥1870(本体¥1700+税)
仕様
A5判/上製/2C/160P
ISBN
978-4-8441-3770-2

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