ほとけの乙女 ミャンマーの仏塔・寺院と少女たち
祈り=今この瞬間の現実に意識を向けること
ブッダが悟りを開いたとされるヴィパッサナー瞑想の体験中に、「太陽の光に照らされた遺跡を背景に祈る少女」のビジョンを見た著者は、写真家としてこの光景を撮影するため、ブッダの教えを守る上座部仏教の聖地ミャンマーを訪れた。
仏塔(ミャンマー語で「パヤー」)は、「尊い人=ブッダ」という意味がある。国民の9割が仏教徒であるミャンマーの人々にとって、仏塔=ブッダは特別な存在であり、出家していない人(在家信者)がブッダと関わることのできる場として、朝から晩まで多くの人で賑わう。少女たちにとっても、家、学校に次ぐ第3の居場所になっている。
ミャンマー各地のさまざまな仏教建造物と、偶然その場に居合わせた少女たちの祈る姿をおさめた異色の写真集。
輪廻転生 ブッダの世界へ / 撮影地の紹介 / ミャンマー(旧ビルマ) / バガン遺跡 / マンダレーとその周辺 / ゴールデンロック / ヤンゴンの黄金仏塔 / 上座部仏教と大乗仏教 / 仏塔と寺院 / ビジョンを求めて / 功徳 / 少女たちの素顔 / ヴィパッサナー瞑想 / 写真の真理 / 写真家の使命
【プロフィール】
むそうたかし
株式会社むそう写真事務所
代表取締役/写真家・ディレクター
和歌山県田辺市生まれ。大阪市在住。
福祉系NPO法人の契約カメラマンとして撮影業務に従事する。
独立後は新聞や雑誌、Webメディアなど広告写真を撮影しながら、作品制作を通じて写真の可能性を追求する。
編著に「最重度・重複障害児かなこちゃんの暮らし」(明石書店)
公式サイト(https://muso.net)
コーポレートサイト(https://t-muso.com)